2021年2月23日(火)、クエストカップ2021 全国大会は3日目の開催となりました。
3日目は、社会課題探究部門「ソーシャルチェンジ」「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」の発表が行われました。
この記事では、当日の様子と、各部門の受賞結果をお知らせします。
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社会課題探究部門「ソーシャルチェンジ」「ソーシャルイングリッシュ」
3日目となる本日は、社会課題探究部門「ソーシャルチェンジ」そして英語版の「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」ファーストステージとセカンドステージ。
今年度は下記8名の方々が審査員として関わってくださりました。
本日は、まずファーストステージにて、事前審査により選ばれた50チームが、8つのブロックに別れて発表し、各ブロック1チームの「チェンジメーカー賞」を決定しました。その後、セカンドステージでは、選ばれし8チームがプレゼンを行い、「グランプリ」を決定しました。
発表の様子を一部紹介!
生徒たちの発表は、どのチームも新しい視点、深い考察、工夫されたプレゼンテーションで、気づいたら夢中になって聞いていたという方も多かったのではないでしょうか。
全部は紹介しきれないのが残念ではありますが、一部紹介できればと思います。
1.家事も立派な労働!お母さんを助けたい!「Uber Okan」
大阪市立西高校のあきたこまちさんは、一番身近にいて、家事で忙しいお母さんを助けたいという思いで、すぐに「おかん」が呼べるサービスを提案しました。現在、家事代行サービスとうものがありますが、「すぐに」おかんが届くこと、知名度も考慮に入れたネーミングもユニークですね!
2.交流と協力が大切。緊急時非難要請アプリ「O-KABE」
桐生大学附属中学校のNPO O-kabe SHIP (エヌピーオー オーカベー シップ)さんは、大きな災害や突発的な災害が起きた時、「交流」と「協力」が必要と考え、救助要請をすることができるアプリを提案しました。オカベくん率いるチームで0-KABE(ゼロ壁)という壁のないという意味も込めたアプリ名、そして地震が起きているかのような演出など説得力のある発表でした!
3.月曜日が来るのが嫌と思う人を助けたい「HAPPY MONDAY」
福岡舞鶴高等学校のサザエさんチームは、最近話題のサザエさん症候群に着目し、月曜日の学校や仕事が辛い人を助けるための解決案を考えました。現在、週の中日の勤務時間を減らす工夫などをされている企業はありますが、改めて「月曜日が辛い」「どうしたら憂鬱ではなくなるか」という生の声を活かし、探求していました!
4.再犯を減らし、安全な世界にしたい。「IRO国際安心計画機関」
明星中学校のOSSTYチームは、再犯者率の増加に課題意識を持ち、どうしたら再犯者を減らし、0%を実現し、持続できるのか探求し、ドラえもんの役柄になりきり、非常にポップなプレゼンをしてくれました!
5.難民を助けたい。今わたしたちにできることは?「FUTURE MAP」
山形県立東桜学館高等学校のteam bee🐝さんは、難民を助けたいという大きな課題に向き合い、まずは今、私たちができることとして、難民のSOSを受け取り、生活必需品の配給と授業支援ができるアプリサービスを提案しました。オーディエンスを引き付ける、可愛い衣装と完璧な英語のプレゼンは圧巻でした!
ファーストステージ審査結果
審査の結果、下記8チームがセカンドステージに進出しました。どのチームも全力で楽しんでプレゼンを行うことができました!
グランプリ決定!
クラーク記念国際高等学校(東京)+α チームに決定しました!オンライン上でも表彰式を行いました!
「自分の声(VOICE)をこれからも見つめて、大事に。」
これからの社会で生きていく時に、お行儀の良さだけではなく、「自分がどうしたいか」「本当にこの取り組みを自分がしたいのか」そういった自分の「声(=VOICE)」をなにより見つめなおし、大事にしてほしい、と本日審査員を務めていただいた太田尚樹さんより総評をいただきました。心にぐっと来ますね。
今年一年、社会課題探究「ソーシャルチェンジ」に取り組んだすべての人々ひとりひとりが、これからの社会でいろんな「声」を発信し、チェンジメーカーとなっていけることを願い、応援しています。お疲れ様でした!